ギャング

昨日ブログに書いた祖母の思い出話をもう少し。

明治末期に横浜で生まれた祖母、嫁入り先が米国シアトル近くに住む日本人で渡米した。
祖父は私が生まれる前に他界したので写真でしか知らない。

子供の頃、兄とトランプ遊びをしていた時に祖母が、
「おじいさんはお酒は飲まない人だったけど、コーヒー飲んで夜遅くまでよくポーカーをしてたね」
子供の私は、当時テレビ放映されていた「アンタッチャブル」のギャングがテーブルを囲むシーンが浮かんだ。

「ギャングみたいや」と言うと、「やな言い方しないでよ」と顔をしかめた。
私にとって現実味の無い話が冗談ととられなかったのが意外で、今もよく覚えている。

祖母にとって夫婦の日常のひとこまを犯罪と重ねられて、いい気がしなかったのだろう。
米国滞在が1920年代、禁酒法が施行されて、シカゴではアルカポネが勢力を伸ばす時代だったから余計に、と、今では想像するしかない。

さて、本日から3連日で横浜へ。
俺のフレンチYOKOHAMA」にランチソロ出演の後、レギュラートリオ(酒井一郎B、八城邦義Dr)合流して夜までの長~い一日。