サマータイム

昨日、銀座「俺のフレンチ・ターブル・タク」「俺の割烹」、2店舗掛け持ちソロ出演。

満席の「タク」でスタッフから『サマータイム 歌って下さい』と書かれたメモ、「あちらのお客様です」と手を向けた先に目をやると、お若い女性が笑顔で手を振っている。

私も手を挙げて応えて、「リクエストでサマータイムを頂きました、あいにく歌ってないのでピアノでお送りします」と言うと大きく頷く。

原曲風から始めてジャズっぽくアドリブ少々。
ステージ終えてその女性に、「すみませんねぇ、歌ってなくて」と言うと、笑顔で「いえ、すごくピアノ良かったです!」と嬉しい言葉。

2年ほど前だったか、「俺の」シリーズでこの曲をやろうと歌をおさらいした。
一度か二度やったが、どうも自分で上手くないと思いやらなくなった。

夏の定番曲としてよくリクエストが来たのはいつごろまでだったか、以前は誰もが知る曲だったし、私と同世代の方はロック歌手ジャニス・ジョップリンの絞り出すような歌唱をご記憶かと思う。

20~30年前だったら必須レパートリーだったはずだが、今は誰もが知ることもないだろうし、知らない方には暗い曲で夏らしさを感じないだろう、などなどの思いからピアノ演奏でやることも少なくなった。
ガーシュインさんには申し訳ない気もする。

とはいえ、昨夜のようなこともあるからなぁ、今一度おさらいしてみるか・・・?