フォスターとガーシュイン

「夏生まれ」コンサートのテーマが「自然」、河に因んでフォスターの「故郷人々」(通称:スワニー河)とガーシュインの「スワニー」をメドレーに。

この2曲のアレンジをガーシュインは私が、フォスターはクラシックのお二人でと依頼した時、「クラシックでフォスターをやることはほとんどないですが、トライします」と。

フォスターは19世紀半ばの作曲家だが、言われてみれば確かにクラシック曲として取り上げることはない。
ジャズとしてもディキシーランドジャズでは演奏されるが、スイングやモダンのスタイルでは取り上げることはない。

ジャズシンガーの祖と言われるアル・ジョルスンが歌った「ロッカバイユアベイビー」の歌詞に、南部の懐かしい歌としてフォスター曲が登場する。
"My old Kentucky home"、"Old black Joe"そして、"Swanee river"「(故郷の人々)。

私の世代だと学校の音楽で取り上げられていたから、懐かしい感覚が理解できる。

そのアル・ジョルスンが、無名の若手作曲家の「スワニー」を歌ったことでガーシュインが一躍有名になった。
フォスターの「スワニー河」から60年ほど後のことで、20世紀を境にしたこの流れも面白く感じている。

というような私個人の思いがこの2曲メドレーに込められているが、それを要約して本番トークでどうお伝え出来るか思案中。

さて、本日は青山「俺のフレンチ・イタリアンAOYAMA」、ランチライブ。
13:00~/14:50、ソロで出演。