ベース山口雄三さん、ドラム八城邦義さん、そして私。
ゲストにテナーサックス右近 茂さん。
ピアノすぐ脇の客席から、しきりに「すごいなぁ」「素晴らしい!」の声がする。
福岡からお越しになったご夫婦とのことで、「明日からのクルーズもご一緒させて頂きます。すごく楽しみです」と。
お話を聞くとご主人は私より少し年上、趣味でクラリネットを始めた縁で北村さんに興味を抱き、1年ほど前に銀座「スイング」にいらした。
「それですっかりはまりまして、昨年も今年も北村さんの大きなコンサートに行かせてもらいました。
いえ、始めは北村さんだけだったんですけど、拝見する内に、皆さんお一人お一人の部分(ソロ)に感心するようになって、益々、音楽の楽しさが広がって。
以前は音楽なんて全く興味なかった私が、人生の大きな楽しみが増えました!」
実に嬉しいお言葉。
終演後、お客様お帰りになって、北村さんに「あのご夫婦、福岡からいらしたそうですよ」と言うと、「あ、福岡。雨は大丈夫だったのかね」
とすぐ心配をされることろは、さすが北村さん。
ご主人のあまりの笑顔と熱い言葉に嬉しく答えた私だったが、その気遣いがなかったことが恥ずかしい。
さて、本日午後、横浜大桟橋から「にっぽん丸」クルーズ。