毎秋恒例となった「天空の景」が今月末で、本日その打ち合わせ。
アナウンサーの木原早苗さんの自作エッセイ朗読に、私とベーシスト酒井一郎氏のデュオで音楽。
木原さんが「ミュージックエッセイ」と呼ぶこのコラボ、開始からもう何年になるだろうか。
最初はリハーサルを念入りにやったように思うが、御本人「私は将来のんびり屋さんで」が口癖で、リハーサルならで口頭打ち合わせが多い。
勿論、毎回のテーマに関連した内容を語り合うが、それは30分程度、あとは長い時間おしゃべり。
実際にピアノとナレーションを合わせるリハは1回あるかないか。
厳密な合わせどころも、ほぼ即興性に頼る部分が多いので譜面を作ることもなく、ジャズ演奏家としては面白い。
語りと音楽のコラボにおける息や間、そのプロセスが実際に音を出すリハーサルでなく、雑談による互いの信頼度を深めることで潤滑油になっているように感じている。