ベース小林真人さん、ドラム八城邦義さん、ゲストにクラリネットの花岡詠二さん。
花岡さんは私が30代過ぎから40代頭にかけてご一緒させて頂いた。
現在73歳だが、全く変わらぬ安定した演奏は見事。
ステージでお二人のトーク、
花「僕は若い頃に北村さんの追っかけをしてました」
北「あの頃はクラリネットやろうなんて若者はいなかったから、珍しい存在だったね」
花「そうなんです、1970年代ですね。今でも忘れないのが、ジャズ喫茶に行ってね、壁にすごい数のレコードがザーっと並んでてジャズがかかってる、店のお兄さんに『クラリネットのレコードありませんか』って聞いたら、鼻で笑って『そんなもん、ある訳ないよ』って、こうでしたね」
北「そんな時代だったよなぁ。今は若手がとても多くて良い時代になったね。
花岡とか谷口が頑張ってくれたから」
花「いえいえ!」
私もあの時代を肌で体験したひとり、今はそういう偏重もなく良い時代だと共感する。
北村さんに好きな曲をやれよと振られた花岡さん、
「マギー若き日の歌を」"When you and I were young Maggie"
を選曲、私も随分久々に演奏した。