以前はピアノのある場所で実際にナレーションと演奏のリハーサルをやったが、今回は口頭打ち合わせのみ。
音楽はほぼ即興演奏となるが、私一人でなくベースの酒井一郎さんとのデュオなので、原稿の内容を聞いて考えよう。
ジャズはアドリブなど即興性が重要な音楽なので、譜面や打ち合わせなど事前の準備なく形になることは多く、また、それが出来て当然ということもある。
そんなことから、「何でも出来る」と思われることもあるようだが、出来ないことも当然ある。
水森亜土さんとの共演においても、過去、無茶ぶりがあった。
どちらかといえば器用な方だが、マジシャンだって種も仕掛けもあってのことで、仕掛けは即興で何とかなっても、種がなければお断りするしかない。
しかし、そういう信頼を抱いてくれるのはありがたいとは思う。
そんなことで、ナレーションとのコラボも音出しリハなしということになった。