種も仕掛けも

アナウンサー木原早苗さんとのコラボ「天空の景」が今週末で、本日ランチミーティング

以前はピアノのある場所で実際にナレーションと演奏のリハーサルをやったが、今回は口頭打ち合わせのみ。
音楽はほぼ即興演奏となるが、私一人でなくベースの酒井一郎さんとのデュオなので、原稿の内容を聞いて考えよう。

ジャズはアドリブなど即興性が重要な音楽なので、譜面や打ち合わせなど事前の準備なく形になることは多く、また、それが出来て当然ということもある。

そんなことから、「何でも出来る」と思われることもあるようだが、出来ないことも当然ある。

水森亜土さんとの共演においても、過去、無茶ぶりがあった。

「ベリーダンサー(アラブの舞踊)がお客で来ているから音楽やって」、「ベトナムから来た方がいらっしゃるからベトナムの曲弾いてあげて」その他諸々。

どちらかといえば器用な方だが、マジシャンだって種も仕掛けもあってのことで、仕掛けは即興で何とかなっても、種がなければお断りするしかない。

ベリーダンスの方はアラブ風音楽(かなりインチキだったと思う)で踊ってくれたが、ベトナムは残念ながら種がなくお断りした。

しかし、そういう信頼を抱いてくれるのはありがたいとは思う。

そんなことで、ナレーションとのコラボも音出しリハなしということになった。