夜霧のしのび逢い

一昨日のホテル宴会仕事で演奏した「夜霧のしのび逢い」は懐かしく、様々なこを思い出した。

この曲が映画音楽として大ヒットしたのは私が小学生の時で、家になんと3バージョンのレコードがあった。

越路吹雪さんが日本語歌詞で歌う盤の他、マリー・ラフォレの盤もあった。

マリー・ラフォレはフランスの歌手であり女優でもあり、アラン・ドロン主演「太陽がいっぱい」に出演していた。

シングルレコードのジャケットは緑色にモノクロ写真でマリーさんの顔が写っていたが、中学生になってテレビで映画「太陽がいっぱい」を見た時に、「こんなきれいな人が歌ってたのか」と思った。

しかしながらこの録音の記憶は薄く、他にギター演奏の盤(多分クロード・チアリさんの)が一番好きで、ギターを覚えてからはよく弾いた。

しかし、一人でメロディーを弾いてもつまらないので、テープレコーダ―に♪ツ・チャーチャ・ツチャ・ツチャ♪という伴奏を録音して、それに合わせて弾いて一人ご満悦だったが、誰かに聞かせたことはなかった。

というようなことを思い出しながらの演奏だった。

共演した酒井一郎さんから「楽しそうに弾いてたね」と言われたから、音に出ていたのだろう。

さて、本日は池袋「ばがぼんど」。
この曲を弾いてみようか、しかし、今ではあまり知る人もいないからなぁ・・・。