震災から7年目

昨日ブログにニューカレドニアのことを書いたが、最初に行ったきっかけは7年前の東北震災だった。

あれから7年も経つのかと思うが、ニューカレドニアはニッケルが産出するので、明治時代から日本人移民も多く、その末裔となる日系人協会がある。

その会長ミシェルさんが震災の前年に来日され、年明けにジャズフェスの予定ありということで、当時の観光局長Sさんに相談したところ北村英治さんとなった。

ところが年明けに現地で台風被害がありジャズフェス中止となったが、その後に日本での大震災。

急遽、遠い南洋の島の日系人会が中心となって、「北村英治カルテット・チャリティーコンサート」を企画してくれて、とにかく来てくれということになった。

私達は震災の翌日から先の予定キャンセル連絡ばかり、連日休日となっていたところで、訳も分からず飛んだ訳だが、我々はどんなところかも知らない南洋の人々がこんなにも日本の為にという感動を受けた。

その翌年も日系人移民120周年記念イベントで呼んで頂いた、その企画で仏語「枯葉」を教えて頂いた。

その3年後の2014年、知人の企画で私がリーダーのグループで台湾台北市に行くことになり、偶然のことにコンサート当日が3月11日だった。

震災で世界中から届けられた援助金、なかでもが台湾が最も多かったと知って、中国語でその例を述べた。

ジャズ演奏家としての震災に関連した思い出。