バックに流れる音楽がクラシック「韃靼人(だったんじん)の踊り」のメロディーだ。
冒頭のメロディーが、1940年代にミュージカル「キスメット」に使われ、曲のサビ(中間部)はオリジナルと違う創作となって、タイトルも"A Stranger in paradise"。
60年代になるとベンチャーズが「パラダイス・ア・ゴーゴー」("Ten seconds to heaven")のタイトルで録音(因みに私はこれで覚えた)。
タイトルが違うように、冒頭のメロディーはボロディンのそれだがサビ(中間部)がそれぞれ創作されて違う。
で、JR奈良はというと、これがまたサビが違って"Again"というタイトルの曲。
ちょっと前に歌バージョンもあって歌手はと調べてみると、ドナ・バークさんという女性。
オーストラリア出身で日本在住のシンガーソングライターだそうだが、なんと、新幹線の英語アナウンスの声もこの方だとか。
バッハの時代から残るクラシックで人気曲は多いが、この曲ほど冒頭のメロディーだけが使われて生まれ変わる曲も珍しいかもしれない。
「韃靼人」は別名タタール人、ロシアなど広範囲に住んでいた民族だそうで、エキゾチックなメロディーが時代や国境を越えた魅力を感じるのか。
さて本日は、銀座「シグナス」、亜土さんお休み中にて、高浜和英トリオ孤軍奮闘ライブ。亜土さんは来月復帰します。
そんなことで今夜、お時間のある方は是非是非お立ち寄りください。。