コピー

音楽でコピーと言えば、既存の音楽を耳で聴いて譜面に書いたり、或いは記憶して、再現するために練習、それが自己の技量と表現の上達に役立つ。

ジャズのコンボ(小編成)グループでは個々人の個性を楽しむのが魅力で、コピーバンドというはあまり聞かないが、フルバンドとなると例えばグレンミラーのような「再現」が魅力で、逆に変えてしまうと聴き手としては不満も残ることもある。

フルバンドだと再現でもコピーバンドとは言わず、これはクラシックと同じことと思う。

ポップス、ロックの分野だとコピーバンドも多く、私も少年期はロックバンドでコピーものをよくやった。
ビートルズやジミヘン(ジミ・ヘンドリックス)などが好きだったが、当時の私レベルは、アマチュアがやるマネ事でオリジナルに程遠いものだった。

そんな懐かしい思い出とは次元が違うコピーというのが、ビートルズそっくりの「ファブ・フォー」"fab four"と、ジミヘンそっくり、ランディ・ハンセン、共に米国の方々。

ジミ・ヘンドリックスは自由奔放なアドリブと個性的な歌、歯でギターを弾いたりするパフォーマンスで人気絶頂の1970年に27歳で早世した。

ラインディーさんはジミヘンと同じシアトル生まれ、ギターも歌もこれほど似ていて、かつその個人に惹き込まれるのは凄い。

現在63歳だから、私と同世代で同じような時期に熱中して現在に至っているのだろう。
既に30年ほど活動しているそうだが、つい先日ユーチューブで知ってライブ映像を次々見てしまった・・・、と、日頃の私を知る方には意外な趣味と思われるかもしれないが。