ガイロンバード楽団 「蛍の光」
トミードーシー楽団、"Song Of India"(リムスキー・コルサコフ「インドの歌」)
ハリージェームス、"Chiribiribin"(イタリア歌曲)
ベニーグッドマン楽団、"Let's Dance"(ウエーバー「舞踏への勧誘」)
・・・と枚挙にいとまがない。
上述の「フレディーマーチン楽団」と「ガイロンバード&ロイヤルカナディアンズ」は、スイートミュージックの代表的なバンドだ。
多分両楽団とも来日したのかどうか?とにかく、生で聴いた日本人は稀有と思うが、なんと、北村英治さんは1970年頃にカナダで「ガイロンバード」を聴いたそうだ。
ピアノのテディー・ウイルソンさんとのツアー中の休日に、近くのホテルに出演中だったこの楽団を聴いた。
特に印象に残った曲が、「ロッカバイ・ユア・ベイビー」"Rock-a-bye Your Baby With A Dixie Melody"だったそうで、御本人「あまりに美しいサウンドに涙が出そうになった」と。
今、私の弾き語りを入れて演奏する時によくその話をされている。
私は20代の終わり頃にラジオで「フレディーマーチン」と「ガイロンバード」を知ってレコードを買い、ジャズと一味違ったスイートで温かいサウンドに魅了された。
いかにも蓄音機時代を感じるサウンドだが、そこもまた良い。