私にとって手慣れた曲で良かったが、初めてお会いするお客様はそんなことご存知ないから、「あ、やってくれた」と喜んでくれて良かった。
次のステージで「星の願いを」弾き語りしていたら団体さんが入店され、私の後方席に座った。
「次の曲は『黒いオルフェ』をお送りします」と告げたら、私の後ろから「お、懐かしいなあ!」の声。
真後ろで振り向くことも出来ず、「懐かしいの声が聞こえましたが、ちょっと前にお若かった方ですね」と。
この曲はスタンダードジャズとしても有名だが、私の子供時分の流行曲でもあるので「懐かしい」はよく分かる。
とても喜ばれたそのお客様は66歳とのこと、ちょっと前にお若かった。
ラストではマスターが好きな「ユービロングトゥミー」「エストレリータ」も入れて、お客様に楽しんで頂いて充実感ありの夜だった。