映画音楽とジャズ

昨日、池袋「ばがぼんど」でも弾き語ったが、ソロの時によくヘンリー・マンシーニ作品3曲を続けて取り上げる。

酒とバラの日々」「ムーンリバー」「シャレード」、特にメドレーということでもないが、共に1960年代初頭に映画音楽でヒットし、作詞ジョニー・マーサー、作曲ヘンリー・マンシーニ

数多あるスタンダードジャズの中でも、私の記憶の中で新曲としてヒットしたのはこの時代からで、それ以外は生まれる前に書かれたものが多い。

私が手掛けるスタンダード曲というのが、20世紀初頭からこの1960年代辺りまでなので(1970年の映画「ひまわり」も時折演奏するが)、新曲としてのぎりぎりの記憶だ。

小学校低学年だったので映画を観たのは後になってからだが、映画を知るということは演奏への想いを深める。

新曲としての記憶があろうがなかろうが、その曲がテーマ、或いは印象的に登場する映画を知ることは、演奏の助けになる。

上記3曲は、自分なりのジャズテイストを加味して、その時々の気分も入れたアレンジでお送りしているが、例えば「ひまわり」「愛情物語」「旅情」などは、映画のイメージを強くしつつ再現のような気持ちで演奏する。

その曲と映画によって微妙に違うところが、自分としては面白い。

さて、梅雨らしい天候の続く本日、青山「俺のフレンチ・イタリアンAOYAMA」、ランチライブにソロ出演。