親子世代

昨日ブログは指の障害が緩和した話ばかりを書いてしまったが、一昨日の横浜でヴォーカルの木村美保さんと2回目の共演だった。

おっとりした人柄ながら元気溢れる歌で、伴奏も楽しかった。

私と親子の年齢差の木村さん、御祖父が90代で今も現役で農作業をされていると聞いて「すごいね!」と驚いた。

北村英治さんが現在89歳と3ヵ月で見事な演奏をされていることも驚きだが、来年90歳となると更に驚異の度合いが増す。

そんな話をしたら木村さん、「歌のお仕事で70代の大先輩とご一緒させて頂いたことはありますけど、80代の方とは経験ありません」。

私にとって北村さんとの共演は日常的なことだが、貴重な体験を日々させてもらっているに違いない。

北村さんは戦前(昭和4年)生まれ、戦争体験経て、進駐軍時代にジャズを始め、昭和28年のジャズブーム渦中にいた方。

その直後、昭和30年生まれの私、幼児期にロカビリーブーム、流行はその後ロック&ポップ音楽へと変化していった。

戦争体験、ジャズからポップへ、この時代変化の大きさに比べたら、私世代と木村さん世代との変化はさほどでもなく感じてしまう。

と、思って話していると、時に「へー!」と言われることがあって、「あ、そうか生まれれる前だから知らないか」ということもある。

若手の頃、先輩から「えっ、お前らこれ知らないのか」と知ってて当然の如く言われて、その先輩がいなくなると若者同士、「生まれる前のことなんか、知る訳ねーよな」ということもあったから、気を付けないと。