当たり前の曲

昨日、池袋「ばがぼんど」、よくお客様ライブを楽しんでくれた。
 
ポピュラー、例えば「魅惑のワルツ」「引き潮」「シャルメーヌ」「ムーランルージュ」などなど、往年のホテルなどでB.G.M的生演奏で演奏されていた曲は、ジャズライブなどでは滅多と演奏されることはなかった。
 
これらの曲は「イージーリスニングであってアドリブを聴かせるわけでもなく、ジャズのテイストとひと味違うからジャズライブでそういう“当たり前の曲”は聴きたくないというお客も多く、演奏家も取り上げない。
 
「当たり前の曲」というのは、当時(約40年前)は、ラジオでもテレビでも喫茶店でも、街のどこでも日常的に耳にした曲だからだ。
 
私は若手の頃からこういう曲の演奏が好きだったが、表現力も未熟でソロピアノに四苦八苦した思い出もある。

昨夜、久々に「第三の男」も弾いた。
「映画『第三の男』のテーマ」とトークしたら、若い女性スタッフ、「えー、ビールの曲だと思ってました!」。
 
その後のステージも往年の「当たり前の曲」を思い出しつつ織り交ぜた。
今は、ちっとも当たり前でなくなった曲なので、演奏頻度も減っていて、私も新鮮、それをお客様が楽しんでくれるのは、なんと楽しいことか。
 
さーて、本日と明日、近所に住む姪の双子(小2男子)が我が家に泊まりに来る。
小学校で泊りがけの企画があるらしく、その予備練習を頼まれた。 

ということで、「夏休みこどもスペシャル」に突入、明日のブログは更新出来るかどうか?です。