蚊帳の外ならず

昨日、池袋「ばがぼんど」にソロ出演。

カウンターのお客様からのリクエストが「キャットウオーク」。
ピアニスト、マル・ウオルドロンがアルバム「レフトアローン」で演奏していた曲だ。

およそプロになって弾いた記憶がないが、中学生の時にそのアルバムをよく聴いていたので、うろ覚えではあったがなんとかお送り出来た。

私より少し上かなと思ったら、71歳、とてもそうは見えぬお元気なお話しぶり。

その後にいらした4人様、こちらも私とさほど変わらぬ世代と見えて、「酒とバラの日々」「ムーンリバー」に、「おー」の反応と共に拍手。

お連れ同士の会話「いそしぎも良かったね」を耳にした私、即、弾き語り。
続けて、「シャレード「旅情」「第三の男」など、往年の映画音楽これでもか攻勢に全曲反応あり。

そのお一人からリクエスト「ワシントン広場の夜は更けて」
バンジョー定番曲としてピアノでメロディーを弾くことがない曲だがお送りした。

この方、就職で沖縄から上京された時、パスポートが必要だったそうだ。
66歳とのことで、沖縄返還は私が高校時代だったから、その直前に上京されたのだろう。

往年の洋楽で盛り上がる一方、スタッフバイト女性は現在就活中の大学生。

蚊帳の外かと思いきや、1950~60年代の西部劇映画と市川雷蔵などの時代劇が趣味と言う。

「同世代とは話が合わないんです」
そらそうだろう。