「酒とバラの日々」という曲をよく弾き語るが、輝いていた過去が二度と戻らないという寂しい歌詞。
私も過去の楽しい思い出というのはあるが、あの日に戻りたいというのはない。
子供の頃から音楽をやっていて、昨日より今日は良い音楽を奏でたいという想いばかり。
まだまだ未熟なことがたくさんあり、その伸びしろもまだあると思っている。
ではあるが、私のレパートリーとかブログによく書く昭和昔話とかは、過去の風景に愛おしさを感じているのだろう。
「酒とバラの日々」に話を戻すが、この曲と同時代の、「いそしぎ」「ムーンリバー」「シャレード」「L-O-V-E」など、私が子供時分に新譜ヒットしていたから、その時代の風景と共に馴染みもあって、しょっちゅう弾き語る。
ところが、私より26歳上の北村英治さんが、これらの曲を選ぶのがごく稀だというのは、そういう世代的な馴染み感も関係してるのだろう。
様々な世代の演奏家、その個々人の心にある風景や色が演奏技術と相まって、人の心を彩る。
その彩がより美しくあって欲しいという思いで日々精進。
さて、本日はレッスン関連で都心に出向くので、ついでに新曲の練習も。
「新曲」と言っても、私が新たにトライするということで随分昔の曲だけど。