昨年より今年

弾き語りとしての仕事が増えてきたのが50歳過ぎてからで、「サンタが街にやって来る」「ジングルベル」など、当たり前のクリスマス曲を歌うようになってから、多分10年も経ってないかと思う。
 
お客様はジャズピアニストとして長いからすぐ歌えたと思われるようだが、弾き語りに慣れてゆくのはかなり時間がかかっており、クリスマスソングも徐々にぼちぼちである。

なにしろ年一の時季ものだから、その精進が昨日より今日でなく、「昨年より今年」という年単位なのだが、それだけに毎年新鮮であり楽しみでもある。

まだまだ成長期とは思っているが、確実に年はとるからあまりぼちぼちでもいけないとも思う。
 
と、こういう話をすると、多くのお客様が「89歳の北村英治さんを目指して下さい」とおっしゃるが、あまりに目標としては遠く感じる。
 
なにしろ、名テナーサックス奏者スコット・ハミルトンさんも「アメージング!世界的に稀有な人だ」と認めるのだから。
 
さて本日は、明日の兵庫県での北村英治さんコンサートの前のり(前日移動)で大阪に向かう。