先日、ある店で演奏の休憩中に若い女性スタッフさんの会話が耳に入った。
「１２月って電車も何となく混むし、なんか皆忙しい感じで疲れるよね」
思わず私、「３０～４０年前はこんなもんじゃなくて、もっと凄かったよ。
へべれけの酔っ払い同士が電車でけんかになったり、よくあることだったよ」
スタッフさん「えー、そうだったんですかー！それって何でですか？」
「そらぁ、日本が右肩上がりの高度成長時代で、世間全体にわーっと勢いが・・・」
と、６０代の話相手になってくれて、ありがとう。
まぁ、昔のことを言っても仕方ないが、ジャズなどの演奏家も１２月ともなれば、企業のパーティー、クリスマスディナーショーなどが続き、年越しのカウントダウンまで、世の勢いに押されるが如く演奏していた記憶があったが、今は随分と落ち着いた。
毎年この時期は時代の流れを感じるが、８９歳現役の北村英治さんは私の何倍も深い感慨を覚えられることだろう。
さて、本日は「俺のグリル＆ベーカリー大手町」に、ソロで出演。
往年の大騒ぎもなく、落ち着いた中にもクリスマスの雰囲気を交えて、夕刻１７：３０より４回のステージです。
