ピンクじゃありません

昨日、銀座「俺のイタリアンJAZZ」に、ヴォーカルの島田のぶひろさんと出演。

控室で系列店舗出演のピアニストと会話、30歳そこそこの彼が私に「赤鼻のトナカイ」のサビを教えてと。

口頭で音とコードを伝えると、タブレットのピアノアプリで確認して、「ありがとうございます」と。

そして彼、「今、横浜店のB.G.Mで流れてるんですけど、あの、ピンク・・・、えーっと、『ホワイトクリスマス』のピンクなんやら・・・」

私と島田さん、「それピンクじゃなくて、”ビング”、ビング・クロスビー!」

彼「え、ビング・クロスビーあれって、あの人が最初に歌ったんですか?」
私「そう。映画と共に有名になったんだ」

彼「あっ、映画ですかぁ。なんていうタイトルの?」
私「そのものずばり『ホワイトクリスマス』」
彼「へぇー」
私「でも、その映画は50年代だけど、40年代、戦時中に制作された『スイングホテル』で、ビング・クロスビーが歌ったのが最初で・・・」

と、ここからひとしきり映画を語りたい気持ちにかられたが、ぐぐーっと要約して、「~と、いうような映画」と。

私は子供の頃から、この時季になるとあの映画の夢のようなイメージが強く、毎年クリスマスソングをやっているんだ。
ピンクなんやらというような、そんなエロいおっさんじゃないんだよ。

しかし、今はもう、ジャズピアニストがビング・クロスビーを知らない時代なのか。
じゃあ、アル・ジョルスンなんて、既に化石のような存在なのかなぁ。