ふと気になって

今月はひまなので、新たな曲を練習している。
「今宵の君は」"The way you look tonight"、アーヴィング・バーリン作品で、1936年の映画「有頂天時代」(スイングタイム)でフレッド・アステアが歌った。

20代そこそこの頃に曲を知って、有名スタンダードではあるが歌の伴奏で幾度か?あまり演奏した記憶は少ない。

数年ほど前、ある女性ヴォーカルにこの曲の譜面作成を頼まれて、メール添付された資料がマイケル・ブーブレボサノヴァで歌うヴァージョンで最近の映像だった。

その時は譜面仕事としか思わなかった曲なのに、昨年末頃、ふと気になって自分でも弾き語ってみようかと。

ある日ふと気になる曲ということは度々あって、前から知ってる女性なのにある日恋心に変わるみたいなことで。

アーヴィング・バーリンの曲は、メロディーもコード進行もシンプルなのにストンと心に響くものがある。

正規の音楽教育を受けずに歌手から作曲家になった経緯を知ると、シンプルさは理解出来る気もするけど、人の心に響く作品を数多くとなると常人では成し得ぬこと。

なにしろ、「ホワイトクリスマス」を作曲した人だし。