ジャズが似合う

昨日書きかけた映画の話。

1957年のフランス映画「死刑台のエレベーター」は、ヌーベルバーグと呼ばれた作品のひとつで、音楽がマイルス・デイヴィスの演奏というのも話題だった。
 
大会社の社長夫人が不倫相手の男に夫を殺させるが、その男がエレベーターに閉じ込められる。
夫人は待ち合わせに来ない男を一晩中探し回る。
 
初めてテレビで見たのは中学生頃だったかと思う、何だか随分と暗い映画に感じた。
 
20歳過ぎて観た時は、マイルスの音楽とモノクロ映像の魅力は感じたが、殺人犯がエレベーターに閉じ込められるのが何だか間抜けに感じて、さほど強い記憶が残らなかった。
 
今、60代にして観ると、ストーリーの面白さ、モノクロ映像とジャズ、そして、夫人役のジャンヌ・モローが強い印象に残り、好きな映画のひとつになった。
 
一昨年、ジャンヌ・モローさんの訃報を知ってブログに、『映画「エヴァの匂い」でビリー・ホリデーのレコードを聴くシーンを記憶している』と書いたが、益々ジャズが似合う女性に感じる。
 
同じ映画も年齢で感じ方が変わるから、往年の映画もまた新鮮。