この曲、映画「ナイアガラ」(1953年)ではマリリン・モンローは数小節口ずさむ程度だった。
モンローウォークというのがこの映画から有名になったそうだが、全体としては暗い内容だ。
反して底抜けに明るいモンロー映画が「お熱いのがお好き」、「ナイアガラ」の6年後に制作されたがストーリーの設定は1929年で、当時のジャズがふんだんに使われる。
他にミュージカル映画「ショーほど素敵な商売はない」にも出演していて、ジャズが大衆音楽だった時代のスターだ。
先日ブログに書いた「ティファニーで朝食を」も、原作者はモンローを指名したが本人が断ってヘップ・バーンになったそうだ。
もし、モンローだったら名曲「ムーンリバー」も生まれていなかったかも、と考えると、こういう映画の経緯を知るのは面白い。