連続初めて

来週は東京へ、銀座「スイング」北村英治ライブ2日間、「俺のフレンチ東京」「俺のイタリアン東京」ダブルでソロ出演、一日休んで「川崎ジャズ」北村英治カルテットの5日間。

ラストのジャズフェス会場は神奈川県川崎市の「新百合ヶ丘」、多分初めて伺う街。

終了予定19:30、急ぎ新横浜に行けば8時過ぎの新幹線に間に合うかと思ったが「ラストに出演者総出のジャムセッションあり」、長引けばアウトで新横浜駅前にホテルを確保した。

 

横浜駅周辺は私が18歳で上京した頃は随分と殺風景だったが、徐々に建物が増え都市化した。

東京時代に車で幾度か仕事に行ったが宿泊も駅利用も今回初めて。

 

もうひとつの初めては本日、福井県嶺南の若狭へ親戚とのプライベート1泊旅。

県の嶺南嶺北で地域文化の違いあり、育ちも現在の住まいも嶺北の私は過去遠足で一度行った程度でとても新鮮。

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続・古典落語堪能

一昨日、福井市「ハピリンホール」で楽しんだ古典落語「死神」

金に困っている男の前に死神が現れてこう言う。

「重病人の枕元に死神が見えたら助からない、足元に見えたら呪文を唱えれば、すぐさま死神退散し病人は復活する。お前にしか見えないから礼金を稼げるぞ」

 

呪文「あじゃらかもくれん〇〇〇、てけれっつのパ」は演者によって〇の部分が違うので、菊之丞師匠如何にと思っていたら、「あじゃらかもくれん”ハピリンホール”、てけれっつのパ!」、どっと笑いが起こった。

 

中学時代だったと思うテレビの寄席中継で、先代の三遊亭円楽さん「あじゃらかもくれん環境庁、てけれっつのパ」だった。

国の行政機関「環境庁」発足が話題になった年で、大いに笑った記憶が今もある。

 

こういうくすぐり(ジョーク)は、その場その瞬間の「生」ならでは、意外性、即興性は演者力量への感服も抱く。

ジャズのアドリブにクラシックその他の有名フレーズを引用するにも似る。

 

 

 

江戸落語堪能

昨日、福井駅隣接したハピリンホールで「古今亭菊之丞落語会」を楽しんだ。

開演18:30,開演19:00、早めに駅前に出て師匠へ手土産を買い軽く夕食、開場まで40分ほど。

師匠が楽屋入りしていたら伺おうとメールするとすぐ返信、『しらさぎ乗車中にて18:00に福井駅到着、開場時間には楽屋にいますのでお越しください]』

本番1時間前に現地到着は演奏仕事では滅多とないタイトなスケジュール。

 

開演時間でホールに入ると立派な能舞台、中央に高座のしつらえ、妻は着席し私は係の方に名前を告げ面会の申し出、確認をとって楽屋へ案内して頂いた。

久々の再会、郷里Uターンしたことなどしばし歓談、楽屋を出て本番。

 

先ずは二つ目(江戸落語では前座、二つ目、真打と昇進)金原亭乃々香さん「壺算」、続いて菊之丞師匠「お見立て」、中入り後「死神」、久々に江戸古典落語を堪能。

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美術と落語

子供時分から好きなものと言えば音楽が一番、次に美術と演芸だった。

幼少期からピアノを習い、ロック少年としてのバンド活動など音楽には触れてきたが、美術は画集、寄席はテレビの非日常だった。

中学時代、大阪万博に設置された美術館でモネ、ゴッホ、ダリなどの”実物”に初めて触れた感動は今も鮮明な記憶。

 

寄席はテレビのみだったが漫才と落語、上方も江戸も好きで郷里で叶わぬ憧れだった。

18歳で上京し音楽は当然ながら、美術館と寄席も都内各所に足を運んだ。

演奏家としての仕事で海外の美術館にも行ったが寄席は日本だけのもの、50代後半から美術館に行くことは減ったが落語は楽しんできた。

 

郷里Uターンした今、福井にも常設寄席があり関西から噺家来演、その一部はケーブルテレビで放映されているが、木戸銭を払って行ってみたい。

さて本日はその寄席ではないがホール落語、古今亭菊之丞師匠の来演に伺う。

 

 

橋の思い出

20代終わり頃、バンドのツアーは車移動が多く四国もフェリーで幾度か。

1988年、瀬戸内大橋完成のニュースに色めき立ったが、その頃は車移動も減り四国も飛行機移動で渡らぬままに長年過ぎた。

車で瀬戸内海を渡ったのは60歳過ぎて、福井の兄姉夫婦との旅行だった。

広島―愛媛「しまなみ海道」、眼下に海と小島を見下ろす風景に一同「おーっ!」の歓声、運転の私もちら見感激。

海上を渡る感動は、沖縄県宮古島の伊良部大橋、東京レインボウブリッジ他。

 

船上から見上げる感動もあった、横浜ベイブリッジ、下関の関門大橋、そしてニューヨークのブルックリンブリッジ、海上から見るマンハッタン風景は映画で見慣れた不思議なデジャブ―感。

 

数年前、東京の浮世絵展で予期せぬ郷里との出会いに驚きと感激。

北斎の「えちぜんふくいの橋」、解説によると全国橋シリーズのひとつで、足羽川に今もかかる九十九橋(つくもばし)、石造木造半々が珍しいと話題になったそうだ。

北斎は福井を訪れていないらしいが、商人など賑わう風景が描かれている。

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右上の文字「諸国各橋奇覧 ゑちぜんふくゐの橋」とある

 

竹の五番

今更と笑われるかもしれないが、「二〇二一年」の表記で最近「〇」が漢数字と知った。古代中国で使われていたらしい。

手書きでは無意識に丸で書いていながら、アラビア数字を引用したかの思い込みがあった。

 

「丁字路」(ていじろ)はアルファベット引用の「T字路」(ティーじろ)が一般的になったが、字も発音も酷似しているので納得。

「十字路」をテンじろと言う人は会ったことがないが、新潟県十日町市にある道の駅「クロステン十日町」は十字路にあって地名にもかかる上手いネーミングだと思った。

 

東京の演奏家仲間内でジャズ曲「テイクファイブ」を、「竹五(たけご)」や「竹の五番」と言った。

英語"Take5”をローマ字読みした駄洒落だが、イメージがニューヨークから瞬間に料亭や旅館の部屋に変わる。

”Take five”は曲のリズム「変則5拍子」も表すと思うが「休憩」の意味も、ファイブに5分間の意味はなく漠然と短時間、日本語の「一寸」(ちょっと)に似る。

芝居関連の知人が「若い役者が台本を“いっすんお待ちください”と読んでダメ出しした」と話されていた。

本日とりとめない話になってしまいましたが、おしまい。

ピアノ弾かずジャズ

2ヵ月ほど前にある方からカフェ「森のめぐみ」をお借りしてヴォーカルレッスンと依頼された。

お店1階のピアノでレッスンを想像したが、そちらはお客が入るかもしれないので2階の大テーブルを囲んでジャズ講座をお願いしたいと。

ピアニストの私が話すだけとは異例なことながら、ジャズヴォーカルが好きな方々からの希望に沿うべくジャズ歴史解説などプリント2枚用意。

 

昨夜18:30スタート、鼻歌を交えた解説に皆さん「へー!」「あ、そういうことなんだ」の言葉、私もノッて20:30を少し過ぎて終了。

「楽しかった」の言葉にほっとした。

ジャズに興味があって「ブルース」「スイング」「モダンジャズ」などの言葉はご存知でも何たるかは文章でも理解し難い、それがイメージ出来た「楽しさ」だったのかと思う。

ピアノ実演もあればもっと理解できたかと思うが、話すだけで楽しんでもらえたことは幸い、今後は別の場所で実地レッスン継続のご希望を頂いた。

福井にUターンして一つ一つ音楽の花が開く日々。