2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧
本日は「銀座スイング」、私のリーダーライブ、久々に弾き語りたくさんでお送りします。 山口雄三B 八城邦義Dr ゲスト:細野義彦G、ベテラン名人メンバー。 まだ席に余裕あると思います、お越しください! 芸事22-先生 北村英治さんは昭和時代に毎朝テレ…
芸能界では先輩に対して「先生」と呼ぶことが多いが、ジャズ界ではその習慣はない。 若手の頃、ホステスがいる店ではピアニストを「先生」と呼ぶことはあったし、今でも師弟関係で弟子から師匠に対して呼ぶことはあっても、例えば北村英治さんのことを私めた…
音楽を演奏する人は「ミュージシャン」「アーティスト」「芸術家」「演奏家」と様々な日本語がある。 私は「歌うジャズピアニスト」だが、全く歌わずピアノ演奏のみ、或いはほとんど弾き語りと日替わりで、ピアニストがついでで歌っているということで、この…
12月のクリスマスライブを例年通り開催することに決定、但し30名限定。 昨日は銀座「俺のイタリアンJAZZ」「俺のやきとり銀座9丁目店」に掛け持ちソロ出演。両店共に盛況でコロナ渦忘れそうな夜だった。 芸事19-三種の神器 昨日、12歳のジャズ初体…
本日、銀座「俺の」シリーズ出演 「俺のイタリアンJAZZ」18:40 / 20:15 「俺のやきとり銀座9丁目」18:10 / 20:40 芸事18-三種の神器 家によく遊びに来ていた兄の同級生Sさんは東京の大学ジャズ研でテナーサックスを演奏、春休み帰省中に私の中学進級祝…
昨日、小雨の銀座、「俺のやきとり銀座9丁目」「俺のイタリアンJAZZ」2テンポに掛け持ちソロ出演。 早い時間はお客少なかったが、7時以降はぼちぼち。「イタリアンJAZZ」では50代?かのご夫婦が2回ステージずっと楽しんでくれ、「やきとり」でラストの…
30歳に入った頃に片頭痛が出だした。 右側の頭から顔にかけて鈍痛から始まってズンズンと痛みが増し、ひどい時は顔が青ざめるほどだった。 医者の診察で「年齢的に会社員だと上下関係のストレスも考えられますが、ご職業は?」と問われ演奏家だと答えると…
今はジャズライブで奏者が酒を飲むことも稀で、若手演奏家はほとんど演奏中の飲酒はしないが、1970~80年代のライブ出演ではウイスキーなど飲りながら演奏するのは当たり前だった。 下戸は別として、この時代のジャズ好きなお客にとって「ジャズ・酒・…
60年代後半、ヒッピーやドラッグは一種の若者文化となって、ロックやジャズの音楽界とも縁が深いと言われていた。 そこに全く興味がなかった私は、ジャズピアニストとしての生活が始まった時にわずかな怖さがあった。 例えば、それをやっている演奏家に誘…
60年代はテレビが普及し、ボサノバ、ビートルズ、ニューシネマ、ヌーベルバーグ、米ソ宇宙開発など、次々と新しいものが生まれた。 それまでの常識にないものに価値を見出そうという風潮からか前衛芸術も流行った。 画家のダリやルネ・マグリットも健在で…
昨日、「バンド」イコール不良と言われた時代のことを書いたが、ビートルズ初来日の記者会見で「武道館での公演で日本の伝統を壊すと言う人もいるが」との記者の質問に、ポールが「僕たちは音楽を演奏しに来ただけで、伝統を壊そうなんで思ってやしない」と…
昨日、「俺のフレンチ横浜」にソロ出演。 何か月か前に来店されたご夫婦、ピアノすぐそばの席を予約されて「今日も楽しみにしてます」と。「コロナ対策でマスクをしていて弾き語りはなしですが」と告げステージへ。 「月光価千金」「フライミートゥザームー…
昨日、「俺のフレンチ・イタリアン青山」にソロ出演。 社員さんが「最近は遅い時間に混みます」とおっしゃる通り、夕方6時半のステージは空席もあり、ピアノも抑えめにほどよい響き。 8時台になって席が埋まるとピアノの音が全く違うのは、先日書いた残響音…
昨日書いた作曲家ジョン・ケージの「4分33秒」は演奏者が何もせず周囲に聴こえる音が作品だった。 1980年代に活動したコーラスグループ「ロミ&ジョーカーズ」は、バブルに向かう好景気でイベント仕事も多く、豪華一流ホテルから街のイベントまで様々…
昨日、寄席で子供が発した言葉に即応した前座さんの機転を書いたが、こういうことはジャズライブでもままある。 50代半ば頃からクラシックのフルートとチェロと共演による、毎夏の定例公演が数年続いた。 ジャンル違いのいいとこ取りでクラシックやジャズ…
コロナで「無観客」「オンライン」という言葉も日常的になり、私も先日北村英治さんの動画収録に参加した。 落語も無観客動画配信が多くなったが、子供の頃にもテレビで無観客のスタジオ収録をよく見たことを思い出す。 地方で育ったので寄席は行ったことが…
季節外れの話題になるが、まだ若手だった頃に正月の仕事で雪山のリゾートホテルに行った。 ジャズバンドでの出演だったが、お琴の奏者も来ていて1曲共演を頼まれた。 予定になく共演に至った経緯を思い出せないが、リハーサルもなくぶっつけ本番だったこと…
昨日、残響のことを書いたが、音は硬いものに反響して柔らかいものは吸収するので、雪が積もった街が静かなのもそのせい。 あるホテル宴会場でのリハーサルで、大きなスピーカーで出したドラムのタンと1発叩くと手を挙げるタイミングで反射音がタン、こだま…
ジャズピアノの師匠、横山憲二(後に弘勢と改名)さんは「演奏は常に頭を冷静にしてないとだめ」とおっしゃっていたが、駆け出しの私は演奏で盛り上がると熱くなり力任せに、同調してドラムも大きくなると更に。 録音して聴くと単に騒がしい音楽だと反省、師…
このシリーズは最初「落語」にしたが、幅広く書こうと「芸事」としたので、落語話題が続くがお読み頂けたら幸い。 2010年6月に北村英治さんとデュオで北海道へ、羽田から一日一便のみ往復のオホーツク紋別空港へ飛び、車で湧別町(ゆうべつちょう)へ。…
家にいらしたごえんざん(方言でご住職のこと)に、落語「蒟蒻問答」に出て来る問答の意味を聞いた。 小学5~6年の私がテープ録音から聞き取ったメモはこんなカナ交じり文だったと記憶している。 「とうかいに魚あり 尾もなくかしらもなく なかのしこつぼ…
小学生の頃、家にオープンリールのテープレコーダーがあって、テレビから音楽や落語を録音して聴いていた。 古典落語の世界はテレビ時代劇などの風景とすり合わせて想像していたが、住んでいたのは福井県の田んぼに囲まれた町だったので、田舎が舞台の噺には…
北村英治さんは落語の生き字引的な方で、昭和の名人との交流も深い。 昭和4年(1929年)東京渋谷のお生まれで、通っていた小学校に三遊亭金馬(多分3代目)が来演、接待係を買って出てお茶を運ぶと、師匠が「ぼくは落語好きかい」と聞くと、「はい、酒…
昨日、銀座「スイング」で北村英治さんの無観客ライブ動画を収録。 以下敬称略、北村英治Cl、谷口英治Cl、熊倉未佐子Cl、山口雄三B、八城邦義Dr、そして私。 お昼頃集合、撮影は谷口さんの知人で本業はクラシックのクラリネット奏者でありながら動画制作…
かなり規模の大きい台風10号が接近して、通過する地域に大きな被害がないことを祈るばかり。 さて本日は北村英治さんのライブ動画収録、北村さん他3クラアンサンブル、総勢6人編成で、たっぷり約1時間ほどのライブステージ、但し無観客。 北村ファンに…
昨日朝、郷里の福井県で震度4~5の地震、報道によると昭和38年以来の大きな揺れだったそうで、小学生時分のことだった、町を歩いていて近くの街灯にしがみついた記憶が鮮明にある。 地震が少ない地域でさぞ驚いたと思い親戚知人に連絡すると「猛暑にコロ…
「冷たい」シリーズは10話で終了、まだ続くと思った方には申し訳ありません。 なにしろ思い付きで書いており、「北陸新幹線」も12話で目出度く終わったつもりが、知人から関連メールを頂いて追加したので、安易に終了宣言しないことにした。 コロナで活…
本日は銀座「俺のフレンチ東京」「俺のイタリアン東京」2店舗にソロ出演。 半年前、4月1日に「イタリアン東京」に出演した翌日からの仕事が全てコロナキャンセルとなって、6月からわずか一部復活している。 以前は2店舗それぞれに出演者がいて、控室で…
ジャズ歌詞にCOLD(冷たい)という言葉は少ないように思うが、思い浮かぶのは往年のカントリーソング。 レジェンドと言われるハンク・ウイリアムス、有名な作品は「ジャンバラヤ」だが、マニアックな評価が高い曲は「コールドコールドハート」”Cold Cold Heart…
昨日「俺のフレンチ横浜」にソロ出演。いつもほどお客様入っていなかったが、ピアノは良い状態で演奏していて気分良かった。 社の要請でマスク着用は続いていて、以前は必ず弾き語っていた"Fly me to the moon"、 "On the sunny side of the street"、もソロ…