盛況の夜 / 芸事19-三種の神器

12月のクリスマスライブを例年通り開催することに決定、但し30名限定。

昨日は銀座「俺のイタリアンJAZZ」「俺のやきとり銀座9丁目店」に掛け持ちソロ出演。両店共に盛況でコロナ渦忘れそうな夜だった。

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芸事19-三種の神器

昨日、12歳のジャズ初体験で演奏者の喫煙が印象的だったことを書いた。

フランク・シナトラも歌いながら煙草を吸い、ナット・キング・コールもヘビースモーカーだったそうで、一般的に「おしゃれ」で「かっこいい」大人の必須アイテムだった。

そんな時代に未成年に吸うなと言うのも無理があったが、高校の時、友人宅に遊びに行くと暗い顔をしている、どうしたかと聞くと「タバコがバレた、きっと退学や」と落ち込んでいたが、根が真面目な奴でごく軽い処分で済んだ。

実は私も・・・だったが、たまたま読んだ本に「百害あって一利なし」のフレーズですぐやめた。

喫煙しない私がジャズピアニストとなって煙もうもうのライブで演奏していたなど今は信じがたいが、当時多くの大人にとって「ジャズ・酒・タバコ」は三種の神器だった。

 

スタンダードジャズ、”Dream”は、一日の終わりに漂う煙の輪をみながら良い夢を、”Smoke Rings”はそのものズバリ。

”Smoke Gets In Your Eyes”「煙が目にしみる」もスモークつながりではあるが、こちらは、「恋に燃えた心の炎が消えた時、くずぶる煙が目に染みる」。

直接タバコではないが、恋の燃え跡の煙なんて言い回しも「三種の神器」の時代ならではかと思う。

 

思い付くまま書いてきた「芸事」シリーズ、続くか、これで終わりか・・・

 

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