昨日、小雨の銀座、「俺のやきとり銀座9丁目」「俺のイタリアンJAZZ」2テンポに掛け持ちソロ出演。
早い時間はお客少なかったが、7時以降はぼちぼち。「イタリアンJAZZ」では50代?かのご夫婦が2回ステージずっと楽しんでくれ、「やきとり」でラストの「フライミートゥザームーン」弾き終えると、ピアノ後ろ席かの女性お二人から「ピアノっていいわね」の声に思わず振り向いて、「ありがとうございます!」と。
芸事17-健康と音楽
演奏だけでなくステージトークも大切との思いは、いつしかジョークで受けたいとなり、受けないと焦り緊張し、アルコールの緩和と片頭痛を鎮痛剤で抑える。
不健康な時期がしばらくあって、ある日「私は何をやってるんだ、演奏家だから笑いなどとらなくて良いんだ」と当たり前のことに気付くと、気持ちのどこかが楽になり片頭痛も出なくなり鎮痛剤も不要になった。
本来アルコール分解が弱い体質で、30代後半になると翌日残ることが顕著になり徐々に酒量を減らし40代以降は演奏中全く飲まなくなった。
冷静な頭で演奏してトークするようになると、そこへ向かう緊張感が心地よく感じた。緊張もストレスと同じだとすれば、良いストレスと悪いストレスがあることを知った。
50代後半になると共演者が飲酒によって演奏が粗雑になる場面が幾度かあって、リラックスする程度なら良いが度を超すとマイナスになると思った。
世界的テナーサックス奏者、スコット・ハミルトンさんは北村英治さんの縁で幾度か共演させて頂いているが、若い頃はポケット瓶を携帯するほどだったそうで、ある時倒れて以後は減らして行ったそうだ。
私が出会ったのは50代で、打ち上げでもほとんど酒は飲まない。
煙草はかなり吸っていたが数年前に電子タバコに替えていたので聞くと、ロングブレスが続かなくなったので紙巻をやめたら戻ったとか、あんな神流名人ですらもと思った。
続く。