演奏で汗 / 山の一軒家2

昨日。銀座「俺のイタリアンJAZZ」「俺のやきとり銀座9丁目店」、早い時間からお客様いらして、コロナ対策での客席配置ではあるがほぼ満席。

演奏もよく楽しんでくれて、弾き語りでよくやる「フライミートゥザームーン」「サニーサイド」など演奏、ノリノリで汗が流れた。7月中「俺の」は出演者もマスク着用でピアノソロ、歌いたい欲求もおこらず充実感ありのライブだった。

 

山の一軒家2

スタッフさん「明日の朝9時に来ます。では、ごゆっくり」と全員お帰りになった。

携帯も圏外で山の一軒家、私とベーシスト酒井一郎氏と二人きりで残されたが、互いに呑兵衛でもなく、テレビもなく、風呂に入って11時ころ「もう寝ようか」、一郎くんは座敷で、私は広い部屋で空間を持て余しながら寝た。

熊が出るのは冗談だと言ってくれたが、郷里福井でも熊の話題はよく聞くので出ても不思議はないなどと思いながら、しーんという音が聴こえそうなほどの静寂と闇の中、いつしか寝ていた。

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翌朝は早くから目が覚めたが、リゾート地でも別荘地でもなく散歩するような雰囲気もなく、しばらくすると一郎くんも「おはよう」と。

9時になると表が開く音がして「おはようございまーす!」の声に何だかほっとした。

女性3人が用意してくれたコーヒーと朝食を頂きながら、一郎くんが「白川郷って近いですか?」と聞くと、「1時間かそこらで行けますよ」とルートを教えてくれた。

一郎くんが「寄っていかない?」と、私一人ならこういう寄り道の発想はないが急ぐ予定もなく、せっかくなので世界遺産を愛でて帰ることにした。

 

もてなしの礼を述べて出発し山を下りて砺波インターへ、右へ行けば東京に戻るが左へ走って小矢部ジャンクションから東海北陸道を南下。

白川郷インター降りて曲がりくねった川沿いの道を走ると、ほどなく写真でしか見たことない合掌造りの家屋が見えてきた。

秋晴れに恵まれて観光客もぼちぼち、合掌造りの内部を見学、見知らぬ団体ガイドの説明に「へぇ、そうなんだ」と。

一郎くんのお陰で観光付きの楽しい演奏旅になった。

 

と、ここで「ニューカレドニアの観光はごく稀じゃなかったのか」と思われた方はすみません、この白川郷も稀なことで、他にまた思い出したら重ねてすみませんですが。