マイル

昨日、東京―福井500kmと書いたのは、以前住んだ小金井から車で米原経由の距離。
懐かしフォーク「500マイルも離れて」に重ねたくなるが、キロ換算で1.6倍すると800km、シャレにならず惜しい。

瞬時の1.6倍は難しいが、過去キロ単位で話してくれるアメリカ人が幾度も、たまたま暗算の達人だったのか、一般的にキロ換算に慣れているのか。

ジャズソング"Rout 66"では、国道66号線がシカゴからロサンゼルスまで2000マイル余りと歌われている。
3200km、寄り道しながらの車旅だと一週間ほどか、時折弾き語るが漠然と想像するのみ。

東京ここが

昨日、東京に4回目となる緊急事態宣言発出の報道。
福井は連日の感染者数5~6人、そこからすれば東京の出来事を遠くに感じる人が多いのは当然だが、私は心痛を覚える。

8月17~18日、北村英治さん再始動ライブが銀座スイング、そこまで緊急事態延長とは予想外。
これまで「ここが正念場」「ここを耐えて」と言われ続けて頑張って来た飲食店、ここに来てまた「ここが」、しかも五輪開催は進んで目前に迫る状況の理解は難しい。

このブログは音楽に関連したノウテンキ話を更新しているが、本日は500km離れた東京に思いを馳せた。

交通事情

運転免許は東京で取得し、これまで福井への帰省も車だったが、場所も時間も限られていた。
引っ越して違いを痛感している。

市街地は大きな違いもないが、抜けると田園風景の中を信号も少なく、制限速度50km道路を皆さん70km前後で走行。
それでも周囲が広く感覚的には50km、安全運転していると後ろから迫られ追い越されることも。
昨日、前方に珍しく遅い車が見えたが、近づくと教習車だった。
皆さん片側車線から追い越し、私も、この状況で教官はどのような指導をされるのか気になった。


東京都心だと小一時間かかる距離も30~40分、幹線道路以外は渋滞もほとんどない。
運転が楽かと言えば、かえってスピードなどの感覚にまだ慣れず別の緊張がある。

他に夕刻や雨天でのスモールライト点灯が少ない、右左折時ウインカーが直前や同時も、などなどの違いもその内感じなくなるだろう。

福井に移転完了

東京から福井に移転した。
と言っても新居は部分リフォーム中、日常生活スタートはまだ少しかかる。
ピアノは使えるので、荷物整理の合間に指ならし程度。
福井の道を運転中、ふとまだ東京に家があって戻るような気になるが、この感覚も徐々に薄くなるだろう。

熱海の災害報道に驚いている。
伊豆方面によく仕事に行った時期があり、毎回運転して熱海を通った。
各地にこれ以上の災害が起こらないことを祈る。

こちら(福井)も連日かなりの雨だが、梅雨明けには生活環境整えたい。

長年の仲間から

昨日、ベーシスト酒井一郎さんから電話をもらった。
9月19日「定例デュオライブファイナル」の確認かと思ったら、「東京を離れる前に長く共演した感謝を伝えたかった」と。

彼とドラマー八城くんと高浜和英トリオとして35年以上。
デュオとして酒井氏のみ共演もあれば、北村英治カルテットでは八城氏のみ、それぞれの共演回数は変わらないだろう。
ただ、コロナ以降の一年半余りは銀座スイングで毎月八城くんと毎月会うが、酒井氏とは2、3回のみだった。

私としては今後の共演予定もあるし、これまでの感謝だなんて、そんな、だったが、彼の律儀さに「こちらこそ」の謝意をお返し。
年も同じで互いの元気を願いつつ会話を終えた。

在京最終ライブレポ

昨日、銀座スイングに16:00、右近 茂TS&Cl 浅葉宏史G 山口雄三B 八城邦義Dr 集合して軽くリハーサル。
ノンアルコール、20時閉店、コロナ感染防止対策を厳守しながらの営業だが、17:30の開店と同時に多くのお客様続々来店。

18:30開演、「ローズルーム」でスタートして北村英治さん8月再始動を告げ、2曲目は事前リクエスト頂いた"Blues My Naughty Sweetie Gives To Me"。
今回久々の「ラストダンスは私に」は受けが良く、「コーヒールンバ」も好評。

出来心知れたメンバーとの演奏に充実感あり、お客様口々に「楽しかった!」のお言葉からたくさんの元気を頂けた。

18歳での上京以来、演奏家人生の大半を過ごした東京の街と人に深い感謝を抱く。