雨の日に因んだスタンダード洋楽に、
[シェルブールの雨傘」"I'll Wait For You"
「雨に濡れても」"Rain Drops Keep Falling On My Head"
がある。
この2曲、私の世代では映画音楽としてリアルタイムの記憶があって、「俺の」シリーズ開始した当初は、若い世代のお客様にとって全く知らない曲なので、「雨の曲」として取り上げない、或いは、昔こういう映画がありましたと解説が必要かと思っていた。
ところが、若手出演者がこぞって「雨の曲」として取り上げているので、妙なこだわりは要らないことを知った。
「シェルブール」は1964年のフランス映画、ミシェル・ルグラン作曲でジャズ風味、「雨に濡れても」は1970年、ニューシネマと言われた作品で、フォーク&ロック風味、違いはあるが、どちらもジャズっぽく演奏し易い。
ジャズの雨として、私は「ペニーズ・フロム・ヘヴン」も弾き語るが、他に「ヒアーザットレイニーデイ」、「9月の雨」、「レイン」などもある。
子供から少年期、これら雨の洋楽が暗くなく楽しく感じた、今もその思いを持って演奏している。