毎月の上京で利用する特急「しらさぎ」、米原駅スイッチバックで乗客が座席を回転させなければならない。
東京に向かう時は新幹線乗り換えで降りてしまうが、福井へ帰る乗り換えでは回転中に乗車することが多い。
人が座っていると回転できないので全員通路に出て行うが、アナウンスを聞き逃して戸惑う人をよく見る。
7年ほど前かの東京時代に名古屋から乗車し福井に向かう時だった、前の席で中年男性が弁当を食べ始めたばかり、私が「すみません、座席を回転させるので」と言うと「え?・・・弁当食えんが」とつぶやき手を止めたまま固まった。
金沢言葉らしき男性に「回転させたらまた食べられますから」と言うと「あ、そういうこと」と箸と弁当持ってお立ちになり私が回転。
その間男性は弁当をみつめたまま、よほど楽しみにされていたのか、今も座席回転でその男性の顔が浮かぶ。
4月の北村英治カルテットの列車チケットを今月末に購入、上京で届ける際に座席回転も伝えておこう。
そんな時期を迎えてコンサートのチケットは自由席も残りわずか。