演奏家の引き出し

昨日、お昼前に銀座へ、レギュラー出演させて頂いている「俺の」シリーズ懇親会。
ランチを頂きながら、様々に意見交換など。

終えて移動し、「夏生れの仲間たち」リハーサル。
毎夏恒例のクラシックとジャズのコラボ、これで何回目か?お互いの気心も知れて、リハーサルもスムーズに進んで楽しい。
初共演の時は、クラシックに慣れぬ私も緊張したが少しは慣れた。と言ってもクラシックや映画音楽などを共演用にアレンジした曲がほとんどだが。

ジャズとクラシック、双方の違いは、曲をスタートするのにジャズは「ワン・ツー・スリー~」とカウントするが、クラシックはリードをとる人が頭を軽くふるなどの合図で音を出す。
譜面も、ジャズはコードのみ書いてあって要所のきめフレーズのみ音符で指示してあるが、クラシックは全部が音符。
などの違いを、お互い補ってのコラボ。

ジャズ演奏家と言っても様々で、ジャズ以外の、クラシック、シャンソン、タンゴ、各種民族音楽など、様々な音楽を手掛ける人もいる。
それは本人の興味の方向性もあれば、興味に関わらず仕事として出会った過去の演奏経験などで、人それぞれの引き出しが増えた結果だ。
音楽技術と個性、それに引き出しから取り出す経験知識の彩りを添えて、演奏家のステージが楽しみを増す。

私も、普段使わない引き出を開けたり(ジャズ以外の時など)、あったと思ってたものがなくなって(曲や知識を忘れて)いたり、時折中身を補充(知識などの思い違いの修正)したり・・・。
ペースは遅くなりつつあるけど、まだ、ぼちぼち増えている。