散歩道

昨日は日差しが暖かで、からり快晴の心地よい秋日和だった。
自転車でちょっと買い物に出たついでに、玉川上水から小金井公園の入り口あたりまで回り道。
 
玉川上水は江戸時代の治水事業によるもので、沿った並木が四季折々の風景を楽しませてくれる。晩秋の今、落ち葉と並木がなんとも良い。
イメージ 1

私のリーダーアルバム「グッドシーズン」には新緑を描いたが、並木道ってのは魅力がある。
 
映画「第三の男」のラストシーンの並木道も印象的だが、あんな立派なのと違って、玉川上水の並木はそれほど高くなく道も細い。
車道は上の写真で切れた左側に別に走っているから散歩道として良い。

「散歩道」という言葉には随分とリラックスした語感がある。
仏語だと「プロムナード」、カナ語の一味違う軽いお洒落感があって、昔から様々なところに引用されている。

我家から上水の向こうにある小金井公園へ行くには、以前は陸橋を渡っていたが、この夏に新しい橋が完成して便利になった。
橋のたもとの石に「平右衛門橋」と刻んである。
カナ語ならぬ重みを感じる橋の名に由来を検索してみた。
イメージ 2

川崎平右衛門は、江戸時代に小金~府中地域の新田開発、治水事業など地域開発に貢献し、かの大岡忠助にも認められたそうだ。
橋の名前から地元の歴史を知った。
 
さて、本日は、アナウンサーの木原早苗さんと、私、酒井一郎さんのベースによるコラボ「天空の景」。
美しい日本語と音楽のプロムナードを、お楽しみ頂きたい。