引き出しから絵具

昨日、青山「俺のフレンチ・イタリアンAOYAMA」に、ヴォーカルのKEIさんと出演。
ポップス系でご自身で作曲も手掛けるシンガーソングライターでもある。

「俺の」シリーズでよくご一緒になる男性ヴォーカルの島田のぶひろさんもポップス系の方。

その島田さんから聞いた話によると、「俺の」シリーズのレギュラー出演ピアニストは、私がKEIさんや島田さんとの共演が想像つき難いそうだ。

それは、私が古手のスイングジャズ専門のイメージがあるのだろう。

皆さん、私より一回り二回り若い方ばかりで、かつてポップ系も曲も交えたコーラスグループをやっていたなんて知る由もないのは当然のことで、「俺の」シリーズ開始当時は既にスイングジャズばかりだった。

様々なスタイルの音楽に興味を持って演奏したことは、引き出しに入っていて、それを取り出して、その場にあっていると思う音を奏でているだけのことで、歌の伴奏も楽しめる。

歌伴の場合も歌に寄り添える音を奏でたいと心掛けている。

リハーサルもなくぶっつけ本番の「俺の」ステージ、昨日も「ホワイトクリスマス」、1回目では私のスタイルで伴奏したが、歌いたいイメージと少々違うと感じて、4回目のステージでKEIさんの歌に沿って少々変えてみた。

自分では引き出しから取り出した絵具(音)で彩ることを楽しめたが、結果はどうだったか。