大塚ライブと都電

昨日、大塚「ウエルカムバック」、永生元伸&Spirit Of Dixie 定例ライブ。
永生さんから、このライブハウスでの定例出演が10年になると聞いて、あ、もうそんなになるのかと。

バンジョー奏者の永生さんと出会ったのは20年近く前だったか。
お互いあるコンサートの出演者として打ち上げの席がたまたま向かい合わせ、世代も近いことで意気投合。
お誘いを受けて共演開始、以後はメンバー構成やライブ会場の変遷ありで、10年前からこの大塚。

永生さんはトラッドジャズ、スタンダード曲のみならず、ポップスなど幅広く手掛ける。
そんなことに刺激されて50代に入る頃、弾き語りのレパートリーも増やしたり、私自身のライブもあれこれ、仲間内に良い刺激をもらっての今である。

このライブ会場のある大塚は、40年余り前に東京の生活が始まった懐かしい場所でもある。
正確に言うと大塚駅から「都電」に乗って少し行ったところだが、4年余り住んで現在の多摩地区へ引越した。
以後来ることがなかったが、10年前このライブで再び来るようになった。

私の年で東京生まれの人は、都内を網の目のように路面電車の都電が走っていた風景を記憶しているが、私が上京した頃には既にこの路線一本のみで、存続云々さえ取沙汰されていた。
でも未だ健在でその一角には昭和を感じる。

ライブ終えて大塚駅に向かう時に都電が見えた。周囲は変わったが、ここだけ昭和を感じる。
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