スローでお願い

バンジョーの永生元伸さんの郷里青森県平川市でのコンサートが今週末にある、そのリハーサルが昨日あった。

定例のレギュラーメンバーが一部変更。
トロンボーンの苅込さん、ドラムの楠堂さん、私も旧知の面々でリハーサルは順調に進んだ。

週末の津軽旅が楽しみである。

銀座を後に上野へと移動して、ジャズクラブ「アリエス」、水森亜土さんとトリオの月例ライブ。

久々に京都からお越しのTさん、リクエストは「酒とバラの日々を歌って下さい」。

Tさんにとってこの曲はジャズというよりも映画音楽としての記憶が深く、スローでお聴きになりたいことは、以前から知っていた。

通常はミディアムテンポでスイングするのでスロー弾き語りは私にとって稀。
不慣れなことに加えてロングトーンも多い曲で少々の緊張もあったが、しーんと聴き入ってくれたお客様のお蔭で何とかお送りした。

私自身も小学生時分にアンディー・ウイリアムスの歌うスローバージョンで覚えた。

映画音楽として「ムーンリバー」、「酒とバラの日々」「シャレード」が立て続けにヒット、いずれも作曲はヘンリー・マンシーニ、作詞はジョニー・マーサーのコンビ。

その少し後に続く映画音楽ヒットが「いそしぎ」、こちらはジョニー・マンデル作。

これらはジャズの有名スタンダード曲でもあるが、いずれも60年代前半の時代と共に同系列の良い色あいを感じている。

さて、本日は昨日リハの永生さんの定例ライブ。
豊島区大塚のライブハウスウエルカムバック」にて。