素敵補助剤

昨日、雨で肌寒い夜の銀座、それでも「シグナス」には亜土さんファンがお越しになって、レギュラートリオ(酒井一郎B、八城邦義Dr)との月例ライブをお楽しみになってくれた。

珍しいリクエストはコール・ポーターの"True love"、私よりも少しお若い方ながら、往年の映画が好きと。

1956年の映画「上流社会」で、ビング・クロスビーグレース・ケリー共演で歌われて・・・という話を青春時代に重ねる世代は現在70代以上。

若手の頃に、先輩演奏家&歌手やお客様が、「ヨットのシーンが素敵で」としきりに言うのを聞いて、知らない私は悔しいなと思い(小学生の頃テレビ放映を見たが内容も歌も記憶なかった)、ビデオ時代になって「ああ、このシーンか」と知った。

知らなくても歌えて演奏できるが、映画などは「素敵イメージ補助剤」として有効である。

女性ヴォーカルとのデュエットでハーモニーを歌うことはままあるが、一人でメロディーを歌うことが少なく、新鮮な思いで弾き語り。

昨日ブログに大阪米寿コンサート余談をと書いたのに、長くなりそうなんでまた明日か明後日にします。すみません。

さて本日は、その大コンサート主役で元気に88歳過ぎられた北村英治さんのライブです。銀座「スイング」にて。