銀座を知る人は利用する路地は人がすれ違うのも難しく互いに傘はすぼめて、幸い建物の一部が上に張り出していて濡れることも少ない。
「割烹」でのラストステージ、ピアノすぐ脇の男性、手拍子と拍手で盛り上がってくれる。
ステージ終えて、40歳前後かと思しきその方に楽しんでくれた礼を述べ、少し話すとなんと、福井県からいらしてこれから夜行バスで戻るとのこと。
私が「え!私も福井ですよ。どちらで」、その方「えー!私は坂井市です」、私「私はあわら!」、「あ、お隣さん!」と両手で握手。
現在もその自然風景は変わっていない。
来週末、福井市のジャズスポット「シライハウス」の30周年記念に行くことを告げると、「あ、あのシライハウスの」とご存知なのは、さすがの地元老舗。
偶然とはいえ、久々の帰郷の前に嬉しい出会いだった。