母の名前

昨年末に「俺の」シリーズで、ビートルズナンバー「レットイットビー」を弾き語ってみた。
若い世代には既にビートルズを知らない方も多かろうが、意外と拍手が多かった。

スタンダードジャズのみの私も、小中学生の頃はビートルズ全盛期で日々聴いて育った。

そのビートルズが解散の噂は中学3年の私にとって一大事だった。
この曲が大ヒットしていて、卒業の謝恩会で同級生のドラムでピアノ演奏した。

歌詞は、「悩んでいた時に聖母マリア(Mother Mary)が現れて、あるがままに(Let it be)と言った」というのが一般的な訳だ。

ところがその後、作者ポール・マッカトニーが「"Mother Mary"は亡くなった母メリーのことだが、皆がどう解釈しても自由だ」と。

ちょうど1年前に亡くなった私の母は名前がマリ(万里」だった。

祖母は1920年代に米国に暮らしていて母を生み、「マリーとかメリーとか外人でも呼びやすい名前でマリにした」そうだ。

そんな話を思い出して、よけいにこの歌を近しく感じる。

さて本日は、「俺のフレンチ・タブルタク」ソロ弾き語り出演。