感慨も吹き飛ぶ

昨日、銀座「スイング」k、北村英治さんのライブ。
ベース山口雄三さん、ドラム八城邦義さん、ゲストにトランペット筒井政明さん、テナー右近茂さん。
つきあいの長い面々だ。

37、8年前、国分寺にあったジャズライブ「アレキサンダー」に「筒井政明とホットチョコレート」というグループで出演していた。

筒井さんリーダー、山口雄三さんベース、私が歌ピアノ(当時全く歌ってなかった)、そして右近さんは厨房アルバイトでアマチュアクラリネット奏者だった。

モダンジャズ曲中心のバンドだったが、その後、筒井さんは「薗田健一とディキシーキングス」に入団、私は別の仲間とジャズコーラス「ロミ&ジョーカーズ」を結成して、それぞれの道へ。

私も含めて皆さんそれぞれにキャリアを積んで年を重ねて・・・、という想いなど浅いと感じるのは、北村さんの存在。

北村さん中学時代の話を全員で拝聴した。

太平洋戦争末期、学徒動員で蒲田の飛行機部品工場に行った。
「旋盤の使い方を教えられたけど、資源が底ついて原材料が入ってこないからすることがない、椅子に座って雑談してるだけ。
昼になると、なんだか臭くてマズい味噌汁と、ほんのわずかなご飯に炒った大豆、それだけ」。

全員「へー!、すごい時代ですねぇ」。
私たちの30数年の感慨など吹き飛んでしまうのである。

さて、本日、青山「俺のフレンチ・イタリアンAOYAMA」、ランチライブにソロ出演。
真夏日になりそうだなぁ。