少アップテンポ

昨日、銀座「俺のイタリアンJAZZ」に、谷口英治さんとデュオで出演。

店に行くと隣ビルの「俺のフレンチ銀座コリドー街」の店長Mさんがいたので、「あら、今日は何でここに?」と聞くと、「手伝いで来てます」と。

Mさんは元々「イタリアンJAZZ」開店時からのスタッフで、現在は「コリドー街」店長で私も長く親しい。

「今日も歌いますか?」と聞かれて「今日はピアノだけだよ」と言うと、「え、歌わないんですか?」と。
彼からすると、弾き語りの私ばかりを観て来たので意外なのだろう。

前もブログに書いたが、50歳過ぎて弾き語りの仕事が増えると、ありがたい反面、ピアニストだけでは仕事にならないのかという想いも少なからずあった。

最近は自ら、今日は歌わないと決めて(と言うほど強い決意でもなく、必要があれば弾き語りしますが)、ピアノに集中することに喜びを感じる。

谷口さんのような名手との共演では、その喜びも大きい。

「タイムオンマイハンズ」「スイートジョージアブラウン」「ロゼッタ」など、スイング名曲織り交ぜて、ラストは「世界は日の出を待っている」。

超アップテンポでなく”少アップテンポ”で。
脇席の女性お二人の視線を感じて、より左手のストライドも快調でした。