若い世代にも

私はスタンダードジャズ専門、というと聞こえが良いかもしれないが、20世紀前半から半ばに偏った趣向という方が当たっている。

毎月多くの出演を頂く「俺の」各店舗、お客様の平均世代が平均30~40歳、私の音楽を受け入れてくれていることに常に感謝している。

とはいえ、少しは若い方が肌に馴染む曲もと思うが、最近のポップスなどにはどうしても気が向かず、ならば、とディズニーものを少しレパートリーにしている。

「星に願いを」「いつか王子様が」などはジャズスタンダードでもあって、以前から演奏していたが、近年の「美女と野獣」「ホールニューワールド」は若いお客様の反応が良い。

特に女性や、お子様連れのお客様は親の喜びが大きい。

先日出演した「俺のフレンチ銀座コリドー街」でも、「センチメンタルジャーニー」など受けは良かったが、「この辺りでディズニーのナンバーを」と言うと、如実に反応あり。
「さほどレパートリーは多くありませんけど、何をやりましょうかねぇ・・・」と言うと、若いカップルの女性「ホールニューワールド!」、男性「アンダーザシー!」と。

私「じゃぁ、ホールニューワールドやりましょう」と演奏。

帰宅して「そうか、アンダーザシーか・・・」
以前、クラシックの方々と演奏した時の譜面が残っていたので、ピアノでさらってみる。
リビアンなレゲエのリズム、あ、これならいけるなと。

ただ、「星に~」など20世紀前半の曲と違って、最近のはどうも覚えるのに時間がかかる。
構成もややこしく感じる、それは世代的なせいか、それとも私の偏った音楽性故か。