地域の違い

昨日、横浜バーバーバー、北村英治カルテットでの出演。
2か月毎の定例出演で今年開けて初。久々にお会いするご常連客の方々が口々に、「もう遅いあいさつになりましたけど、一応、おめでとうございます」と。
一昨日から3連日の北村さん仕事で、本日は江戸川区の「タワーホール船堀」でのコンサート。
東京都は東西横長で、江戸川区は地図で見ると最東端、西部地域に住む私にとって普段行き慣れぬ地域。

どの都道府県にも地域差があるようで、地方に行くと方言の微妙な違いが今も残っている。
以前、北陸地方にソロで仕事に行き、時間の余裕があったので、あえて特急でなく普通列車で移動した。
富山から列車に乗り、2~3駅毎に地元の中高生が乗り降りする、その方言が微妙に変わってゆく。石川県に入ると金沢言葉となり、それが福井方面に近づくと郷里の方言のニュアンスも混じる、やがて福井県に入ると完全に肌に馴染んだ言葉になる。この言葉のグラデーションが実に楽しかった。

現在、東京を中心とした首都圏の言葉はほぼ均一化してはいるが、東部地域の年配の方には下町言葉も残っているようだ。
よく演奏をご一緒させて頂いたトランペット名手の光井章夫さんのしゃべりは、まんま落語の登場人物のようで、ステージでも「ピアニスト、たかはま、かずシでー!」と紹介して頂いていた。