旅のルート

昨日は個人的な用事で埼玉県岩槻へ車で。
一昨日の雪も消えて快晴の青空の下、高速道路も空いていて快適だった。

ちょうど一年前に日本道路協会の月刊誌「道路」に私のエッセイを掲載して頂いた。
その前年に知人の紹介で依頼され、「正月号のみ様々な職業の方に書いて頂いています。テーマは自由です」ということだったが、演奏家としての旅が多いので高速道路などをメインに「旅のルート」というタイトルで書かせて頂いた

免許を取ったのは遅く29歳。演奏仕事の必要に迫られてのことで、慣れる間もなく免許を手にした翌日から東京都心への運転は緊張の日々だった。
少しずつ慣れていく頃に地方での仕事が増えたが、常に車に楽器を積みバンドメンバー交代で全国津々浦々へと出かけた。
それに比べて、ジョージ川口さん、世良譲さん、そして北村英治さんといったジャズ界トップの方々は常に新幹線、飛行機で移動、「ああ、早くああいう身分になりたい」などと思ったものだ。

高度経済成長時代でもあり、ほどなく願い叶って新幹線や飛行機での移動が増えて車移動は減った。そうなると一時はうんざりした車の運転なのに、帰省などの長距離移動に楽しさを覚えるようになっていた。
現在は交通手段が何であれ、日常を離れる旅は好きだ。

今夏「にっぽん丸・東北クルーズ」に北村英治スーパーカルテットで乗船させて頂く。
まだ予約は間に合うと思いますので、ご興味ある方は下記のリンクをご覧ください。