眉をひそめる

毎夏恒例のクラシック&ジャズのコンサート「夏生まれの仲間たち」、今年は
7月19日(日)に予定で、「ダンス」をテーマに現在選曲中。

ダンスというと私の場合、往年のダンスホール、ナイトクラブ、キャバレーが浮かんでくる。
そういう場所で演奏されていたダンスミュージック、ジャズやラテンナンバーの中から、今回のコンサートに何曲か選んでいる。

私は演奏家としての駆け出し時期にキャバレーバンドも経験したが、じきに衰退期を迎えて急速に減少、今は過去の歴史となった。

キャバレーと言っても幅広く、全国の大都市には来日有名外タレのショーもやるような大型高級店、はたまた、小さな町のネオン怪しい一角に風俗営業的な店もあって、あの時代「キャバレー」と聞くだけで眉をひそめる方も多かった。

今回クラシックの方々から「そんな時代の話も交えて」と頼まれているが、リアル世代の私としては、どう話そうかためらう部分もある。
昭和をよく知る世代のお客様にも、眉をひそめることのないようなトークを考えている。