元はスローでも

昨日、銀座「シグナス」水森亜土さんとトリオの月例ライブ。
先日、池袋東武デパートのイベント企画した京都のTさんお越しになって、リクエストは「酒とバラの日々」と「モア」、共に60年代の映画音楽。

Tさんは私より3~4才ほどお若いが、お母様が映画好きなことから子供の頃から映画音楽に親しんだそうだ。

酒とバラの日々」をミディアムテンポで弾き語りしたら、「今日は早いテンポでしたけど、ジャズだと普通ああいう感じでやることが多いんですか?」と、映画音楽としてのスローナンバーとして記憶されていたようだ。

私は「今日のもそんなに早いというテンポではなかったけど、次回リクエスト頂いた時にはスローでお送りしましょうか」、Tさん「はい、お願いします」。

映画音楽はオリジナルはスローでも、ジャズで取り上げてミディアム~アップテンポで定番となった例はこの他にも、「ステラバイスターライト」「スピークロウ」「オングリーンドルフィンストリート」などなど。

これらの曲は、スタンダードジャズとしてスローでの演奏や歌唱は有り得ないと思い込む人もいるほど定番化していて、逆にスローが新鮮に感じることさえある。

さて、本日も夏日、銀座「スイング」に北村英治さんと出演します。