本日は札幌に飛ぶ、北村英治さんとベース山口雄三さんと私のトリオ編成。
北海道帯広の有名お菓子メーカー六花亭が、新たにオープンする札幌本店のイベント出演。
当初の予定では仕事して1泊で帰るはずだったが、なんと、明日予定のイベント柳家小三治師匠の落語会にご招待という、何ともありがたいおまけつき2泊となった。
これは、北村さんが小三治師匠と長年の交友と主催者の粋な御厚意。
お二人の交友は古く、師匠が小たけと名乗った前座時代(昭和30年代)にジャズに興味を持ち、北村さんがクラリネットをプレゼントしたそうだ。
かつてプレゼントされたクラリネットを持参された師匠、「一応持って来たんですけどねぇ、もう指がてんで動かないんですよ」との言葉に、北村さん「いや、何でも音が出れば楽しいから」と、「聖者の行進」をセッション。お客様が大いに楽しまれた。
2007年5月、帯広でのセッション風景。右が小三治師匠。

この時、ジャズライブはサプライズだったので、落語会が終わるまでバンドは別室で待機して師匠の噺を伺うことが出来なかった。
お二人のフリートークはずっと聞いていたいような昭和話ではあったが、この時も落語はなし。
人間国宝となられた師匠を、今でも北村さんは前座時代の愛称で「タケちゃん」と呼ぶことから長く親しいことが伺えるが、お互い深い敬意を持っていることを感じる。
ということで、久々の札幌、演奏、そして、あれこれ大きな期待を胸に行ってきます。