電車のホームで「大兵馬俑展」の広告を観た。
東京上野の国立博物館で開催されているそうだ。
ちょうど10年前、やはり上野で開催された折に観に行った。
有名な文化遺産は写真などで見慣れていても、実物に接すると強い印象が残る。
細部の装飾まで精巧な作りで、2200年前の技術に驚いた。
皇帝を訪問した使者が、地図の巻物に隠した剣で襲いかかる。
始皇帝は長い剣が抜けず苦戦したが、刺客の足を切って難を逃れる。
ところが兵馬俑から、1mほどある青銅の長剣が、しかも錆もなく輝いて出土した。
鋭い刃は何枚も重ねた紙が簡単に切断された。
輝く刃を調べたらクロムメッキと分かり、古代になかったとされてきた技術で大いなる謎だそうだ。
とにかく、「史記」の皇帝暗殺が一気に現実味を帯びた。
こういう話はロマンがあってわくわくする。
チェン・カイコー監督も、それで映画制作に至ったのかもと勝手な想像もしてみる。
さて、本日、「俺の割烹」&「俺のフレンチ・タブルタク」掛け持ちソロ出演。