心折れることなく

昨日、銀座「俺のやきとり」/「俺のイタリアンJAZZ」、ヴォーカル愛田美樹さんと掛け持ち出演。

愛田さんとはこのシリーズ店で何回目かの共演で、ハモれる歌を入れながらのステージ。

ティーフォートゥー」「フライミートゥザムーン」「ブルームーン」など。

2店舗共に夕方からずっと満席の盛況、忘年的な気分もあってか、どの曲もえらく反応が良く手拍子などで盛り上がって楽しんでくれた。

ラストは「ドリーム」をハモりで終演。
私としては、こんな昭和的クロージングを、若いお客様が楽しんでくれることが随分と嬉しかった。

愛田さん、「ハモって頂くと一人でやる”緊張”が和らいで随分と助かります」と。

このシリーズ店のステージは20分で大抵4曲、ヴォーカルのいる場合は全曲歌なので、ステージの全責任を担う。
故に、お客様の反応の良し悪しは直接歌手の気持ちに響く。

お客様の反応が良ければノリも良くなり、反応が悪ければ自分の責任を感じて心折れそうにもなる。

歌手の皆さんは自信満々でステージに立っている訳ではないが、プロとしてお客様に自信がない芸は見せられないというところで心が葛藤し緊張する訳だ。
しかし、まあ、そういう謙虚さというか、それもお越しのお客様に好感を持って楽しんで頂くことに繋がっていると思っている。

私の場合は、年と共に心折れる角度が浅くはなったが、それでも時折、しんどいことはある。

今月は旅が少ないことと、計画的に諸処休みを入れたスケジュールがとれているので、風邪もひかず身体もバテることなく、日々元気にステージをお送り出来ている。

年内の仕事はあと3本、しっかり務めましょう。